夜勤をやめたい。でも給料が下がるのが怖い。看護師なら一度は考えることではないでしょうか。夜勤手当は収入のなかで大きな割合を占めています。やめたとたんに生活が苦しくなるなら、我慢して続けるしかない。そう思い込んでいる人は少なくありません。
- 夜勤をやめたいが収入が心配
- 夜勤明けの体がつらい
- 家族との時間が取れない
- 副業で何とかなるのか分からない

夜勤をやめたいけれど、給料が下がると生活が回りません。

副業で夜勤手当の分を補えれば、やめる選択もできます。大事なのは順番です。
この記事は、2交代で夜勤を続けながら、副業の動画編集で月10万円に届いている副主任の立場から書いています。夜勤を続けて副業で収入を増やすか、夜勤をやめて副業で今の収入を保つか。どちらにも良さがあります。選ぶための材料をまとめました。
夜勤を続ける理由とやめる理由

まず、夜勤を続ける人とやめる人、それぞれの事情を整理します。どちらが正しいという話ではありません。何を優先するかで答えが変わるというのが、この記事の前提です。筆者自身が続けている理由と、夜勤なしに移った人の変化を並べてみました。
給料のために続けている
筆者が夜勤を続けている一番の理由は、給料です。
夜勤手当は、毎月の収入の中で欠かせない部分になっています。体は楽ではありません。それでも続けるのは、手当がなくなったときの生活を考えると踏み切れないからです。
多くの看護師が、同じ理由で続けているのではないでしょうか。
病棟には夜勤が必要
もう1つの理由が、病棟の事情です。
入院患者さんがいる以上、夜も誰かが看護をしなければなりません。夜勤に入れる人が減れば、残った人の負担が増えます。夜勤が欠かせない病棟では、自分だけ抜けるのは簡単ではないのです。
この構造は夜勤を減らすと誰かが増える話でも詳しく書いています。
夜勤なしにした人の変化
夜勤なしの働き方に移った人の話を聞くと、変化ははっきりしていました。
- 体の調子が良くなった
- 家族と過ごす時間が増えた
- 給料は減った
良いことは多い一方で、収入は確実に下がります。その下がり幅をどう受け止めるかが、判断の分かれ目になるのです。
夜勤なしで減る収入

夜勤をやめるかどうかを考えるとき、避けて通れないのが収入の問題です。感覚ではなく数字で見ておくと、判断がしやすくなります。ここでは減る金額の考え方と、その受け止め方が家庭によって違う理由を整理しました。
減るのは夜勤手当の分
夜勤なしになって減るのは、主に夜勤手当です。
基本給が変わらなくても、手当の分だけ手取りが下がります。職場を移る場合は基本給や賞与まで変わることもあるので、その場合は年収全体で比べる必要があるでしょう。
自分の減収額を計算する
計算は単純です。夜勤手当の1回分に、月の回数をかけるだけです。
- 1回1万2000円 × 月5回 = 月6万円
- 年間に直すと 72万円
金額は病院によって違うので、自分の給与明細で確認してください。計算方法は夜勤の記事でも詳しく書いています。
家族の収入で判断が変わる
同じ金額が減っても、受け止め方は家庭によって違います。
家族の収入があれば、減った分を吸収できる場合もあるでしょう。逆に自分の収入が家計の中心なら、簡単には減らせません。夜勤をやめられるかどうかは、家庭全体の収入で考える必要があります。
夜勤手当は副業で置き換えられるか

ここがこの記事の核心です。夜勤手当の分を副業で稼げれば、収入を落とさずに夜勤をやめられます。では、それは現実的なのか。副業を2年続けてきた筆者の実感をそのまま書きます。結論から言うと、副業をしていない人が新しく始めるなら、夜勤手当の分以上を稼ぐことは十分にできます。
副業ゼロからなら届く
先ほどの例なら、夜勤手当は月6万円ほどでした。
筆者の動画編集は、今は月10万円に届くこともあります。始めた当初は時給166円でしたが、続けるうちに夜勤手当を上回る額になりました。副業をまったくしていない人なら、夜勤手当の分を超えることは十分に狙えると感じています。
すでに副業している人は別
ただし、すでに副業をしている人は事情が少し異なるでしょう。
筆者の場合、今の収入は夜勤手当と副業の両方で成り立っています。今から夜勤をやめても、その分を副業で上乗せできるわけではありません。すでに副業に時間を使っている以上、増やす余地が限られるからです。
置き換えには時間がかかる
もう1つ大切なのは、副業の収入はすぐには育たないということです。
筆者が月10万円に届くまでには2年かかりました。副業を始めたその月に夜勤をやめると、収入が大きく落ちる期間ができてしまいます。置き換えは時間をかけて進めるものだと考えてください。経過は動画編集の記事にまとめています。
夜勤と副業で収入を増やす

1つ目の選択肢は、夜勤を続けながら副業で収入を増やす道です。筆者が今選んでいるのもこちらになります。体力さえもてば、収入を最も大きくできる働き方です。ただし副業の選び方を間違えると、本業に響いてしまいます。
夜勤明けでもできる副業
筆者は、夜勤明けに副業の作業をすることがよくあります。
それができるのは、動画編集が在宅で、座ったままできる仕事だからです。素材の整理やカットのように、頭をあまり使わない工程なら疲れていても進められます。
量を保てる仕組み
夜勤がある月でも、筆者は副業の量を減らしていません。
作業する時間を自分で決められるからです。ただし体調の感じ方は人によって違います。疲れが抜けないと感じたら、無理をせず量を調整してください。
体力を削る副業は避ける
夜勤と組み合わせるなら、体を使う副業は避けたほうが安全です。
夜勤明けに別の場所で夜勤のバイトを入れるような働き方は、体力を2つの仕事で取り合うことになります。副業の選び方は管理者目線のランキング記事でも書いています。
夜勤なしでも収入を保つ

2つ目の選択肢は、夜勤をやめて、副業で今の収入を保つ道です。体の調子と家族の時間を取り戻しながら、収入は落とさない。うまく進められれば、いちばん理想に近い形かもしれません。ただし順番を間違えると、収入が落ちる期間ができてしまいます。
体と家族の時間を取り戻す
夜勤をやめた人の多くが、体の調子が良くなったと話しています。
夜に眠れる生活に戻り、家族と同じ時間に起きて食卓を囲める。お金には換えられない変化だといえるでしょう。
副業で夜勤手当分を補う
夜勤手当の分を副業で稼げれば、収入は今と変わりません。
夜勤明けの回復にあてていた時間が浮くので、副業に回せる時間は増えやすくなります。生活のリズムが整うことも、作業のしやすさにつながるはずです。
移るのは副業が育ってから
いちばん大切なのは順番です。
- 夜勤を続けながら副業を始める
- 副業の収入が夜勤手当の分に近づくまで続ける
- 届いてから夜勤なしの働き方に移る
先に夜勤をやめてしまうと、副業が育つまで収入が落ちたままになります。焦らず、この順番を守ってください。
どちらを選ぶかの判断軸

夜勤と副業で増やすか、夜勤なしで保つか。どちらも間違いではありません。筆者自身、どちらを選んでもよいと考えています。迷ったときは、次の3つで考えてみてください。
体がもつかどうか
最初に考えたいのは、体がもつかどうかです。
夜勤明けに回復しきれない日が続くなら、夜勤を続ける働き方は長くは続きません。収入より体を優先すべき段階だといえます。
家族との時間をどう考えるか
家族と過ごす時間をどれだけ大事にしたいかも、判断の軸になります。
子どもが小さい時期や、家族の事情がある時期は、夜勤なしの働き方の価値が大きくなるでしょう。
職場の夜勤体制
職場の事情も無視できません。
病棟によっては、夜勤に入れる人が限られていて簡単には抜けられません。今の職場で夜勤なしが難しいなら、職場を変えることも選択肢になります。職場の見極め方は転職の記事にまとめました。
夜勤と副業のよくある質問

夜勤と副業について、よく出る疑問をまとめました。気になる項目だけ拾って読んでも構いません。なお収入や体力の感じ方は人によって違うため、あくまで筆者の場合としてお読みください。
夜勤明けに副業をしても大丈夫か
在宅で体を使わない副業なら、無理のない範囲でできます。筆者もよく作業しています。ただし疲れが強い日は、休むことを優先してください。
いくら稼げば夜勤をやめられるか
目安は、夜勤手当の月額です。給与明細で1回分の手当と月の回数を確認し、その金額に副業の収入が届くかどうかで判断してください。
夜勤をやめたら副業の時間は増えるか
夜勤明けの回復にあてていた時間が浮くため、作業に回せる時間は増えやすくなります。生活のリズムが整う分、集中しやすくなる面もあるでしょう。
副業は何から始めればよいか
在宅で、作業する時間を自分で決められるものがおすすめです。筆者は動画編集を選びました。副業ごとの向き不向きはランキング記事も参考にしてください。
家族に反対されたらどうするか
収入の見通しを数字で示すと、話が進みやすくなります。副業で夜勤手当の分を稼げるようになってから相談するのも、1つの方法です。
夜勤をやめると評価が下がるか
夜勤をしないこと自体で評価が下がるとは限りません。ただし病棟の事情もあるので、まずは師長に相談してみてください。
まとめ

夜勤を続けて副業で収入を増やすのもよし。夜勤をやめて副業で今の収入を保つのもよし。どちらを選んでも間違いではありません。大切なのは、副業という選択肢を持っておくことです。
- 夜勤なしで減るのは夜勤手当の分
- 副業ゼロから始めれば手当分は狙える
- 置き換えには時間がかかる
- 夜勤をやめるのは副業が育ってから
- 体と家族の時間も判断の軸
副業がなければ、夜勤を続けるかどうかは収入だけで決まってしまいます。副業があれば、体や家族のことを考えて選べるようになります。まずは夜勤を続けながら、小さく始めてみてください。
副業の始め方や収入の目安は、こちらにまとめています。



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